標題:
不良ポイント計算表
文書番号:
200582311559
作成日:
08/23/2005
最終保存日:
08/23/2005
不良ポイントは以下の算出方法により計算されます。
・監査対象範囲(上位15社)の決定方法
受入検査職場発行の
月次品質報告書
直近3ヶ月のデータを集計し,3ヶ月間トータル不良発生件数上位15社を
監査対象とする。
但し,不具合処理やフィールドクレームが発行された場合は,上位15社になくても対象業者とし,範囲に追加する。
・監査対象業者(6社)の決定方法
上記で決定された15社に対し,月次ポイント3ヶ月分合計の上位6社を監査対象業者に決定する。
(同ポイントの場合は,不良件数率を加味し決定する。)
但し,3ヶ月以内に監査実施されている場合は,判定会議(資材部門・受入検査職場・品質管理部門)にて対象と
するか否かを決定する。
又,品質管理部門長が必要と認めた場合は,ポイント・不良件数に関わらず随時緊急監査を実施する。
・監査実施時期
監査は,上記で決定された6社に対し,3ヶ月以内に実施する。
ポイント名
加点項目
ポイント
適用
内容ポイント
致命欠陥
10p/件
人的被害・法的被害の発生する恐れのある場合
重欠陥
4p/件
動作・外観・加工漏れ・寸法不良等の不良の場合
軽欠陥
2p/件
特採可能な場合等
微欠陥
1p/件
員数過不足・納入品違い等(寸法不良等は除く)
再発不良
4p+内容ポイント/件
波及ポイント
不具合処理発行
10p+内容ポイント/件
フィールドクレーム発生
10p+内容ポイント/件
特採発行の場合
2p/件
特採可能な場合は軽欠点とする
遅延ポイント
再発防止対策書回答期限超過
1p/件
回答期限+1日以上経過
解析依頼回答遅延
1p/件
回答期限+1日以上経過
未回答
4p/件
回答期限+2ヶ月以上経過
継続ポイント
直近3ヶ月中毎月発生
4p/件
同一ロット品による不良は除く
直近3ヶ月中2ヶ月発生
2p/件
同一ロット品による不良は除く
特別ポイント
特別評価
max20p
上記項目に含まれない,特筆すべき事態発生時
・内容ポイントの加点項目についての区分けの意味
致命欠陥…規格に合っていなければ致命的な損害を与えるし,人身事故につながる
重欠陥…規格に合っていなければ,所期の機能を発揮しない
軽欠陥…規格に合っていなくても,製品の機能にはあまり関係しない
微欠陥…規格を満足しないが,製品の機能には全然関係しない
・ ポイント加算時の注意事項
@ メーカーカタログ品不良の場合は,不良再発防止のカウントはしない。(不具合発生時は除く)。
A 員数過不足に関する以外,
不良再発防止対策書
が発行されていないものはデータとして扱わない。
B 同一OPEN No品又は,同一OPEN No品と推測されるもので,2枚以上対策書が発行されている場合は,
1件として計算する。
・計算例
直近3ヶ月に毎月1件以上不良発生し3ヶ月で計5件。うち不具合処理発行1件,再発不良1件。
(不良は全て重欠陥と考えた場合)
4p(重欠陥)X5(直近3ヶ月不良件数)+10p(不具合発行)+4p(不具合内容ポイント)+4p(直近3ヶ月毎月発生)+4p(再発不良)
=20+10+4+4+4=42p
但し,
不良再発防止対策書
より不具合処理に発展した場合は,内容ポイントを重複して計算してしまうので,
この例の場合は-4pとし,38pとなる。